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ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート 旅行記 March 2019 / エプコット編

 

2019年3月上旬を利用し、5泊7日でウォルト・ディズニー・ワールドに行きました。

 

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この記事ではエプコットに行った感想を、アトラクション紹介や当日の写真も交えてまとめます。

 

他パークの感想については各記事へのリンクをご参照ください。

 

mokkouken1.hatenablog.com

mokkouken1.hatenablog.com

 

 

 

 

ウォルト・ディズニー・ワールドにあるパークの1つであるエプコット。このエプコットに関する小話を少々。

 

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元々、ウォルト・ディズニー・ワールドは1つの都市:EPCOTとして建設される予定でした。時を遡ること1960年代、ディズニー陣はアメリ東海岸に第2のディズニーランドを建設することを決めていたのですが、チームのブレインであるウォルト・ディズニーはもはやディズニーランドも通り越して1つの未来都市を作ることを考えておられました(この考えに至るまでの経緯は、ぶっちゃけwikipediaに載ってあるのでそちらを参照)。その際に名付けられた都市名がExperimental Prototype Community of Tomorrow。この頭文字を取ったEPCOTとしてオープンされる計画でした。

 

しかし、1966年にウォルト・ディズニーが死去したことで計画は大幅に変更。ウォルトの兄であったロイ・O・ディズニーの協力を得ながら、名称もウォルト・ディズニー・ワールドと変更した上で、マジック・キングダムとその他施設を含める形として1971年10月に開園されました。その11年後、都市:エプコットを作るという計画自体は変わりましたが、「未来」というコンセプトを残し、加えて「常設された万国博覧会」の要素を加えた1つのテーマパークとして、1982年10月にエプコットがオープンしました。

 

そんな背景があるため、未来をテーマとしたエリア:フューチャー・ワールドは、東京ディズニーランドトゥモローランドのような雰囲気となっております。それもその筈、TDLトゥモローランドはどうも「(従来の)トゥモローランドとエプコットの融合」という裏コンセプトが(これもまたwikipediaで)言及されております。なので日本版のトゥモローランドはこれとマジック・キングダムのトゥモローランドを基に作られたんではないかなと。

 

一方、もう1つのエリア:ワールド・ショーケースは、エプコットのもう1つのテーマである「常設された万国博覧会」の特徴がより濃い、というかそのものです。世界中の国から選ばれた11ヶ国のパビリオンが存在し、各国のエリアではその国の食事を堪能したり、ご当地お土産を買うことが出来たり、場所によってはその国にちなんだアトラクションを楽しむことが出来ます。

 

要するにエプコットは「トゥモローランド+万博」という印象でした。そんなエプコットにはどんなものがあったのかを、体験談も交えつつ見て行きます。自分が体験したものだけを紹介して行きますので、その他のアトラクション・ショー・レストランに関しては割愛します。

 

ちなみにエプコットは5日間ある中の1日目に行きました。天候は雨のち晴れ。これはまだ良かったのですが、最高気温が17℃。最低気温、11℃。いやはや寒かった。

乗ったアトラクション

フローズン・エバー・アフター

 

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ノルウェー館にある、映画『アナと雪の女王』をモチーフとしたアトラクションです。ボートに乗って、アナ雪に登場するキャラクター達による歌と世界観を楽しむという内容です。

 

どうやら東京ディズニーシーにも建設予定らしいので、事実上の先行体験となりました。

 

これは当日最初に乗ったアトラクションで、行った時は開園時間直後ということもあって、30分くらいの待ち時間で済んだのですが、お昼時くらいに待ち時間をチェックしたら2時間超えになってました。早めに行けてラッキーでした。

 

アトラクション内はアナ雪の世界観が再現されてあるので、アナ雪ファンにはたまらないと思います。喩えるならアナ雪版:イッツ・ア・スモールワールドみたいなものなのですが、終盤ではちょっぴりスリリングな体験も味わえます。楽しい。実際にTDSにオープンされたとしたら、もうえらい混むでしょうね。あと東京版ならライドの名前も変わることでしょう。

  

ジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメント

 

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フューチャー・ワールドの西エリアにあるアトラクションの1つです。小さいドラゴン:フィグメントと一緒にライドに乗って、五感を使って想像力を膨らませようというアトラクションです。

 

乗った感想としてこんなことを言うの良くないですけど、これは乗らなくてもいいんじゃないんですかね。少なくともファストパス取ってまで乗る必要もないかと。

 

しかしこんなことを言えるのは実際に乗ったからであって、行ったからにはぜひ乗ってみていただきたいと思うのも本音。

 

ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド

 

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フューチャー・ワールドの西エリアにあるアトラクションの1つです。ソアリン自体は東京ディズニーシーにもありますが、2019年3月時点ではまだ運営は開始されてなかったので、これもまた先行体験という形で。

 

とはいえ私自身、実は上海ディズニーランドですでにソアリンは体験済みでした。

 

これまでに上海、カリフォルニア、フロリダという順で各地のソアリンを見てきたのですが、どれも外装・キューラインの内装は結構違うんですよね。上海版ソアリンは洞窟。カリフォルニア版ソアリンは動物たちの営むガレージ。そしてフロリダでは未来の空港というコンセプトの外観でした。TDSのソアリンも違った外観になりそうで楽しみです。

 

しかし、アトラクションの内容自体はどれも一緒でした。世界中の景色を空を飛びながら楽しむという疑似体験。それでもライド中は気持ち良いことに変わりありません。高所・ちょっとした揺れが苦手な人はキツそうなのも万国共通。ただフィナーレの場面は違っていて、上海版は上海の街並みでエンディングを迎えるのですが、フロリダ版はエプコットのシンボルで締めくくるという形でした。それでも終了後には人々が皆拍手するのはどこも一緒でしたね。果たして、TDS版ソアリンでフィナーレを迎える場所はどこになるのか、気になりますね。

 

 

リビング・ウィズ・ザ・ランド

 

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ソアリンのすぐ近くにあります。ボートに乗って楽しむアトラクションなのですが、前半部分では世界中というか、これまでの食・酪農・風土とかを振り返り、後半部分はエプコットの屋内農園、研究施設を見学することが出来ます。なかなかに斬新です。これは少なくとも、「科学」もテーマとしているエプコットでなきゃ体験できないですね。

 

ファストパスを取るほどのものではないかもしれませんが、是非とも乗っていただきたいアトラクションの1つです。

 

 シー・ウィズ・ニモ&フレンズ

 

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フューチャー・ワールドの西エリアにある、映画『ファインディング・ニモ』をモチーフとしたアトラクションです。

 

 

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このような貝殻型のライドに乗って、『ファインディング・ニモ』の世界を楽しむ内容です。内容だけ見ればそれだけの話なんですが、アトラクション終盤になると、水槽のガラスをモニターにして映し出されたニモ含む海の仲間たちが何かの歌を唄ってるのですが(あれなんの曲なんでしょう)、その背景の水槽がやけにリアルだったんですね。魚も普通に泳いでるし。映像か何なのかな、と思いきや

 

 

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どうやら本物の水槽&魚だったようで、アトラクションが終わって降り着いた先はシーベースという名の水族館。このアトラクションは実は、地上から水族館へ移動するための手段にも扱えたりします(まぁ水族館への入口は別にもあって、そっちの方が早いのですが)。にしても、粋な演出でしたねー。アトラクションだけに留まらず、実際に本物の海のお友達を見られるようにという想いも込められてるのはさすがエプコットなだけある。

 

ちなみに水族館自体は小規模ではありましたが、マナティーが飼われていたり、見所はまぁまぁあると思います。ちなみに同施設内にはTDSにもある「タートル・トーク」が存在します。今回は行かなかったんですけどね。

 

 

 

 

 

 

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「あれ、幸運のマークだよな!」(KH3脳)

 

 

 

ミッション:スペース

 

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フューチャー・ワールドの東エリアにあるアトラクションの1つです。宇宙空間の飛行を疑似体験できます。

 

 

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このアトラクションには2つのコース、オレンジミッションとグリーンミッションがあります。それぞれのコースは内容も異なっていますが、違うのはそれだけではないようです。というか、上の写真にもある通り、オレンジミッションの看板にだけ「WARNING!」の表記がありますね。

 

ちなみに、エプコットの日本語版ガイドマップから、オレンジミッションについてのきになる記述がありましたので、引用します。

 

高度な研修で、出発時と大気圏再突入時に強い重力を感じる激しいスリル満点のモーション・シミュレーターです。乗り物酔いを経験した事のない方でも、吐き気、頭痛、めまい、見当識障害が発生する可能性があります。

 

出典元:日本語ガイドマップ EPCOT

 

乗り物酔いしない人でも吐き気に頭痛、果ては見当識障害...用は意識にも障害が発生するかもしれないと。恐ろしいですね。

 

対してグリーンミッションは地球の大気圏を一周するという内容で、揺れもそこまで激しくないという旨の注意書きがされています。

 

 

冒険野郎ならば断然オレンジミッションを選ぶのでしょうが、すみません、私乗り物たまに酔ったりするので

 

 

 

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無難にグリーンミッションを選択。 上の写真はライドの中の様子。暗くて狭いコックピットに乗り、出された指示に従ってミッションをこなしていきます。とはいえ、ただボタン押すだけですし、押すべきボタンも機械側がアピールしてくれるので不安にならなくても大丈夫です。

 

 

グリーンミッションを乗った感想としては、そこまで強く揺れを感じることはありませんでしたが、苦手な人は確実に苦手であろう揺れ方だとも思います。乗り物酔いしやすい人はグリーンミッションでも危ういかもしれません。

 

ただ、地上から発射した時にかかった擬似Gは実際もあんな感じなのかなーと思えたりして、なかなかにおもしろかったです。

 

オレンジミッションは今度また行けたとしたら挑戦します。

 

 

スペースシップ・アース

 

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エプコットのシンボルは当記事のトップ画像にもあるデカいゴルフボールみたいなものなのですが、これもまた「スペースシップ・アース」という名の1つのアトラクションであったりもします。例の巨大ゴルフボールの中を緑のライドに乗って探ることが出来ます。

 

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内容はというと、旧石器時代の人々の様子から中世〜近現代と経て、未来の人々の送る日々を予想してたりと、 とにかく「生活」にスポットを当てたものでした。で、各セクション毎にライドのモニターから補足映像が映し出されたり、音声が発せられたりするのですが

 

 

 

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どうもライドの調子が悪かったらしく、途中で何度も停止するだけでなく、挙げ句の果てには上の写真のように、モニターにデスクトップ画面が写ってしまうという事態にも直面しました。どうやらWindowsを使用してるようです。

 

いろいろありましたけど、序盤から写真撮影する場面があって、その写真から顔だけが抽出されて、未来の私生活を描いたアニメーション内の登場人物の顔になってたりしてて、飽きはしませんでした。

 

 

テスト・トラック

 

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フューチャー・ワールドの東エリアにあるアトラクションの1つです。

 

自分で好きなように車の性能・デザインをカスタマイズし、そのカスタマイズを受け継いだライドに乗ってテスト走行を楽しむという内容です。

 

 

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カスタマイズについてはありえないデザインに仕立て上げたりとかもできるんでおもしろかったりするのですが、その性能を受け継ぐライド自体はどれも同じ形なので、そこに関してはがっかりするかもしれません。

 

 

ただテスト走行自体はとても楽しかったです。テスト走行といっても自動運転なので、ライドに乗ってアトラクションを楽しむのと何ら変わりありません。ハイスピードであちらこちらを行く感じ。最終的には屋内から突き破って外のコースでの大疾走を体験できます。TDSのセンター・オブ・ジ・アースとかが大好きな人ならきっと楽しめるでしょう。

 

 

そしてこのアトラクション、最高速度が時速105kmだそうで、WDW内にあるアトラクションでは最も速く、且つ世界各国のディズニーパークに存在するアトラクションの中で最も速い...そうですが、だからといって「うわぁ速い怖い」という気分はそんなにならなくて、むしろ気持ち良かったですね。ただ「速っ!」とも感じたのは事実ですが。ライドがオープンカーの形をしていたことも影響してるかもしれませんね。

 

何はともあれ、オープンカー(を催したライド)に乗って時速105kmのスピードを体験するなんて機会、まず無いと思われるので、是非とも体験していただきたいアトラクションです。気持ち良いし楽しいです。あとこれシングルライダー対応してますので、お1人様でも安心です。

 

アトラクションに関してはこれまでとして、次は場内の様子とかを。

 

場内の様子・食べたもの

 

この時期(3月)のエプコットはフラワー&ガーデン・フェスティバルたるイベントが行われてるそうで、ワールド・ショーケースの所々にディズニーキャラクターのデザインがされたトピアリーがありました。

 

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例えばカナダ館とイギリス館の間くらいにバンビのトピアリーがあったり

 

 

 

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フランス館の近くに美女と野獣のトピアリーがあったり、映画の舞台に応じたキャラクターのトピアリーが設置されていました。日本館にはトピアリーはなかったですね。あの雰囲気に合わなかったのかもしれません。

 

 

ちなみにエプコットで摂った食事はこんなんです。朝と昼はエプコットで済ませましたね。

 

 

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ノルウェー館にあったキリングラ・バケリ・オギ・カフェからサーモンベーグルをば。だいたい10ドル。朝食はたったこれ1個だけで済ませちゃったのですが、意外とボリューミーでしたね。

 

 

 

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昼はよもやの、とんこつラーメン。エプコットには日本館が存在していて、ここでは日本でおなじみの食事も堪能できる。今回は桂グリルでお昼をとりました。おまけにビールもキリンビールですからね。店員の方も日本語話せます。アメリカの食事に飽きてしまった時はここに訪れるのが良いでしょう。

 

 

 

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日本館のショップを覗いてみたらなぜかポケモンのグッズが置かれてました。他にもジャンプ漫画とかサンリオのグッズも置かれたりしてて、成田空港のアニメ系免税店を思い出しました。

 

 

 

 

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他にもモロッコ館とか、カナダ館、イギリス館にも行きました。モロッコ館は雰囲気がとても良かったです。実際のモロッコもこんな風景が見られたりするんですかね。

 

 

 

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イギリス館では映画『ボヘミアン・ラプソディー』のTシャツが売られていました。

 

 

ワールド・ショーケースは各国のご当地グッズがいっぱいあって楽しかったです。今思えば、中国館とかドイツ館とか、奥の方にあるアメリカン・アドベンチャー館も覗きたかったんですけどね......

 

 

 

途中でマジック・キングダムに移っちゃったんですよね。だいたい見尽くしたかなぁと。でも今マップを眺めていると、覗いて無いところ色々あって、勿体無いことしちゃったなぁと思います。

 

 

 

それとですね、今回の旅行ではエプコットの夜のショーを見そびれてしまったんですね。行った時はイルミネーションズ:リフレクションズ・オブ・アースというナイトショーが行われる予定だったんですけど、この旅行ではこの日以降夜のエプコット行く機会がなくてですね。結局見れずじまいでした。

 

 

 

そして帰国した後に調べてわかったのですが...イルミネーションズ、今年で終わっちゃうんですね。やっぱ見ておくべきでしたわ。しぶとくエプコットにいれば良かったです。まぁでも、終わっちゃうものはしょうがないです。またいつかWDWに行ける時がきたら、その時やってるエプコットのショーを見ることにします。

 

 

まとめ・感想

 

 

エプコット、なんか人が少ないように見えました。特に午前中。雨も降るわ気温も低いわで、より物寂しげな雰囲気を感じてしまいました。さすがに12時過ぎた頃から人の数も多くなってきましたが。

 

ところで滞在中、ディズニーワールドの各パークの混雑度を予想するというサイトをチェックしていたのですが、他のパークは混雑度が高いと言う予想であるのに対し、エプコットは常に「ガラガラ」か「まぁまぁ空いてる」か「普通」のどれかでした。エプコットって人気ないんですかね。

 

でも私はこのパークにいる時はとても楽しかったですし、何ならもし再びWDWに行けたら絶対に来ます。覗けてないところもまだ残ってますからね。

 

それにディズニーワールドの存在を知ったのはこのエプコットがきっかけなんです。エプコットのシンボルであるでかいゴルフボールの写真が、確か小学四年生の算数の教科書の表紙めくって見開きのページに載ってたんです。この写真なんだろなーと思ってたら、当時の担任の先生が「これ確かディズニーワールドにあるエプコット・センターの建物か...」と呟いてたのを未だに覚えてます(当時のエプコットの名称は「エプコット・センター」だったのである)。この出来事で「どうやら海外にはディズニーワールドとかいうすんごいところがあって、そこにエプコット・センターってのがある」ことを認識したんです。

 

で、そこから長い年月が経ち、ようやく行けたところであります。

 

機会があればまた行きたい。