【TDR】東京ディズニーリゾートの2019年度スケジュールが発表されたのでチェックする
黙考する『叫』です。
先日9月27日、東京ディズニーリゾートの公式ブログにて2019年度のTDR/TDSのスケジュールが発表されました。
新しく発表されたスケジュールでは、イースターやハロウィーン、クリスマスといった季節限定イベントの大まかな内容だけでなく、新規アトラクション(またはイベント)の導入時期も記されています。
今回はその発表されたスケジュールの中から、私の気になったトピックを主にチェックしていきます。
目次
- 目次
- (1)新規アトラクション『ソアリン:ファンタスティック・フライト』の導入(TDS)
- (2)来年4月26日をもって『Celebrate! Tokyo Disneyland』が終了(TDR)
- (3)TDSのディズニー・ハロウィーンのテーマが一新される
- (4)来年12月をもって『ワンマンズ・ドリームⅡ -ザ・マジック・リブズ・オン-』が終了(TDL)
- その他のまとめ
- さいごに
(1)新規アトラクション『ソアリン:ファンタスティック・フライト』の導入(TDS)
2016年時点で、東京ディズニーシーのメディテレーニアン・ハーバーエリアにおいてアトラクション「ソアリン」が導入されることは発表されておりました。ここ数年では導入予定のエリアに堂々と建設途中の雰囲気が漂っており、TDSに訪れた方はその様子に対して様々な印象が残ったかと思われます。
そんなTDSのソアリンが、ついに2019年夏から、『ソアリン:ファンタスティック・フライト』としてオープンすることが発表されました。
海外パークの「ソアリン」とTDSの「ソアリン」の違い
元々「ソアリン」は海外のディズニー・パークにも存在するアトラクションです。2018年9月現在では、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー(DCA)、エプコット(WDW)、そして上海ディズニーランドに導入されています。
来年夏からソアリンは4つのディズニーパークで運営されることとなります。しかし、それぞれのソアリンには違いがあります。
まず、DCAとエプコットにあるソアリンは、『ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド(Soarin' Around the World)』という名称が付けられています。ただし、アトラクションの外装はどちらも異なっており、DCA版ソアリンはガレージ風の舗装がされているのに対し、エプコット版は近未来の雰囲気を醸し出しています。
世界で最初に作られたソアリンはDCAにあります*1。当時は『ソアリン・オーバー・カリフォルニア』という名称で、カリフォルニア州の様々な風景を駆け巡るというコンセプトのアトラクションでした。この内容は後に運営開始されたエプコット版のソアリンについても同様でした*2。しかし、上海ディズニーランドのオープン日であり、後述の上海版ソアリンのオープン日でもある2016年6月16日をもって現在の名称に変更されました。
一方、上海ディズニーランドにあるソアリンは『ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン(Soaring Over the Horizon)』という名称が付けられています。こちらの入り口は洞窟をイメージした舗装がされています。
このアトラクションは先述のソアリンとは構造自体は一緒ですが、そのコンセプトや世界観は丸々異なっております。
DCAやエプコットと違い、こちらは世界各国の景色を翔け巡るというコンセプトとなっています。また、最後の場面では上海の摩天楼が映し出されたり等、現地色の強い内容となっています。
このソアリンの開業がキッカケで、先述のDCA、エプコットに存在するソアリンの名称は変更されました。また、アトラクションの内容に関しても翔けめぐるエリアがカリフォルニア州のみという制約は失くなっており、全体的に上海版に似たものとなりました。
その他の詳細は、wikipedia先生の記事を見ると載ってありますので、そちらを参考にした方がいいです。これまで述べた相違点も載っていますので。
さて、ここでTDS版のソアリンはどのような違いが存在するのでしょうか。まず名称の時点で他のソアリンとは異なりますが、ここに冒頭の公式ブログからTDS版に関する文章の一部を引用いたします。
メディテレーニアンハーバーを見下ろす丘に建つ歴史を感じさせる建造物を訪れたゲストは、ライドに乗って風や匂いを感じながら、世界中の名所や大自然をめぐる雄大な空の旅を楽しむことができます。東京ディズニーシーのオリジナルシーンが加わった最新の映像にもご期待ください。
出典:
「世界中の名所や大自然をめぐる」という点では、やはり上海版ソアリンに近い内容となることが考えられます。一方でオリジナルシーンへの言及もあり、TDS版ソアリン独自の要素もあることが予想されます。外装についても他のソアリンとは異なり、歴史のある建造物というイメージになっているかと思われます。
ちなみにTDS版ソアリンの英語表記も「Soaring」となっています。米国のソアリンはSoarin'と略されているのに対して、アジア圏のソアリンは略さずに表記されている違いには何か意図があるのでしょうか。
実際にどのようなソアリンとなるか、2019年夏が待ち遠しいです。
(2)来年4月26日をもって『Celebrate! Tokyo Disneyland』が終了(TDR)
2018年7月9日から東京ディズニーランドの新たな夜のエンターテイメントとして『Celebrate! Tokyo Disneyland』がスタートしました。夜のシンデレラ城をプロジェクション・マッピングといった技術で彩り、35周年を迎えたTDLをテーマに華やかな世界を繰り広げるという内容です。
そんな『Celebrate!~』が2019年4月26日を以って終了することとなりました。
これに関してはショーの存在がアニバーサリーの意味合いも含まれていることでしょうから、はじめから期間限定のプログラムだったのかもしれません。
しかし、ショーの映像や演出はとても迫力があり、TDLが好きな人こそ感嘆してしまうシーンもありました。この素晴らしいショーが1年未満で終わってしまうのは何とも勿体無い気持ちになります。
されどもTDRは次の手札をきっと用意しているのかもしれません。今回発表された内容においては、新たな夜のショーに関する記述はありませんでしたが、2020年度以降に新たなショーが始まることに期待しています。
(3)TDSのディズニー・ハロウィーンのテーマが一新される
2018年9月、東京ディズニーシーは『ザ・ヴィランズ・ワールド』の人気で賑わっているかと思います。実は最近こっそり行ったのですが、ショーではたくさんのゲストが鑑賞しておりました。
今回の発表では、2019年からTDSのハロウィーンのテーマが一新されることも明らかとなりました。どのようなテーマとなるかは不明ですが、少なくとも『ザ・ヴィランズ・ワールド』は2018年をもって終了であることは事実となります。
2015年からディズニー映画の悪役達(ヴィランズ)に焦点を当てた『ザ・ヴィランズ・ワールド』ですが、3年連続で同コンセプトのショーが開催されるのはTDRのハロウィーン・イベントとしては異例ではないでしょうか。
また、過去にもヴィランズをテーマとしたハロウィーン・イベントはTDLでも開催されてきましたが、同じテーマで3年も続けてこられたものは他にないと思います。
ヴィランズのみならず、その手下にも人気が集まった同イベントですが、2018年をもって一旦このテーマが終了してしまうのは寂しいですね。果たして、2019年のディズニーシーではどんなハロウィーン・イベントとなるのでしょう。
(4)来年12月をもって『ワンマンズ・ドリームⅡ -ザ・マジック・リブズ・オン-』が終了(TDL)
これもまた大きな動きだと思います。
東京ディズニーランドのトゥモローランドにあるショーベースでは、2004年7月3日から『ワンマンズ・ドリームⅡ -ザ・マジック・リブズ・オン-』が現在に到るまで上演され続けております。
このショーは元々1988年から1995年まで同会場*3で行われていたショー『ワンマンズ・ドリーム』をアレンジしたものであり、コンセプトに変わりはないものの、1990年後半に公開されたディズニー映画のキャラクター達が登場するようになったことが特徴です。また、ショーベースで上演されているショーとしては歴代最長の公演期間をもっていることも知られています。
そんな「ワンマンズ・ドリームⅡ」が2019年12月13日をもって終了することが発表されました。
同時に、2020年1月10日から3月19日までの期間限定で、ショーベースにおいて新しいエンターテイメント・プログラムが行われることも発表となりました。
このニュースはTDLによく行く人からすれば、寂しい気分になるのではないでしょうか。14年近く行われ続けていたショーが終わってしまう訳ですから、少なくとも私はちょっとだけ名残惜しいと思っています。このショーのファンである方々からしてみれば、その寂しさはより尋常ではないものなのかもしれません。
ちなみに2020年1月上旬から3月中旬までの期間限定のエンターテイメントがどんな内容になるのか、その詳細はまだ明らかになっていません。私は期間限定というところが気になっています。もしかしたら、期間が終わった後にまた新たなショーが待ち受けているのかもしれません。
何でしょう....完全新規なものか、それとも過去のショーの再アレンジか。『フィール・ザ・マジックⅡ』とか『ワンス・アポン・ア・マウスⅡ』とかだったら色々と面白いです。気になりますね。
その他のまとめ
特に気になるトピックを大見出し式でチェックしてきましたが、ここからは少し気になるトピックをまとめてチェックします。
東京ディズニーシーでは6月から8月末までダッフィー&フレンズをテーマとした新イベントが行われることも発表となりました。他にも2020年1月から3月までの期間でも同じテーマのイベントが行われるそうです。
また、東京ディズニーランドの真夏のイベントが『ドナルドのホット・ジャングル・サマー』と題し、ドナルドを中心とした内容に一新されます。ドナルドが出てくる放水ショーは2002年の『ドナルドのスーパー・スプラッシュ』を思い出しますね*4。そして夜には6年ぶりにシンデレラ城前でショーが行われることも発表されました。
一方でTDSの真夏のイベントは引き続き『パイレーツ・オブ・カリビアン』のイベントであることもわかります。ということは、ダッフィー&フレンズのイベントと同時進行で行われるのでしょうか。海賊とダッフィーという相反する要素ではありますが、どう調和させてくるかが見所です。
そして前々から発表されていましたが、TDSのハンガー・ステージにて新しいショーが2019年夏から開催されます。この辺りについては別途で記事にしようかと考えていることから、ここでは深く言及しません。
イースター・イベントについてはTDLでは同コンセプトのままのようですが、TDSでは新たなコンセプトとしてスタートするようです。七夕イベントは例年通りのようですね。ピクサーのイベントも行われるようです。
そして今回はTDSのハロウィーンにのみピックアップしましたが、TDLのハロウィーン・イベントのテーマも一新されることが明らかになっています。今回のTDLハロウィーンのテーマも人気がありそうなのですが、そこまででもなかったのでしょうか。
クリスマスイベントとお正月イベントについては、そもそも私はその時期にあまり行かないので、スルーさせていただきました。
他にも様々なトピックがありますので、詳しくは冒頭のリンク先からスケジュール情報をご確認ください。
さいごに
今回のスケジュール発表においても大規模な変更が明らかとなった東京ディズニーリゾートですが、これは2024年度までの壮大な計画の一部にしか過ぎません。
2020年度の春からは、ファンタジーランドが拡張されると同時に、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにしたエリアがオープンされる予定となっています。また、同エリアに屋内シアターが新設されることにもなっています。
そして2022年度までに東京ディズニーシーに新たなテーマポートが出来ることも予定されています。新ポートでは『塔の上のラプンツェル』、『ピーター・パン』、『アナと雪の女王』をテーマとしたエリアで構成されていることも明らかとなっています。詳細を知りたいのであればネットニュースで読んだ方が早いかもしれません。
2019年度に限らず、2020年度、2021年度と延々に大きな変化が待っていると思われます。何なら想像できないようなニュースが飛び込んでくるかもしれません。しかしそれも「ディズニーランドは永遠に完成しない。」という発言を残したウォルト・ディズニーの思想によるものです。
完成しない故のこれからの変化も楽しんでいきたいですね。